あっと思う瞬間が楽しい
偶々見ていたら「あっ、そういえば見たじゃない!」という事がありました。
私が何故、美術展や展覧会へ足を運ぶのかというと、どんな作品がスキなのかを確かめたり、何かを感じたいという事なのかなと思っています。
あと、ドラマやふと歩いていた時に好きだったり惹かれた作品が目の前に現れる瞬間がすごく好き。その瞬間を感じるために、通ったりもあるのかもしれない。
例えば、ドラマ。
大河ドラマ 麒麟がくるの第37回 信長公と蘭奢待
信長役の染谷さんの表情がもうなんとも。
観る人を惹きつける演技はすごいとしか言いようのない。
この人の演じる信長はすごく幼く、傲慢で、感情が激しくて、でも目が離れられない。
大晦日の特番で共演者が「目がすごい」と語っていましたが、目を初めとした表情がすばらしい。
話が逸れた…。
「蘭奢待」という香木。
以前、トーハクで開催された正倉院展で展示されていました。
なぜ、覚えているかというと私の父がどうしてもこれを見たくてわざわざ日程を合わせて関西からやってきたから。
両親は奈良で毎年開催される正倉院展にもよく(毎年ではなさそう)足繁く通うくらい大好き。さすがに去年は断念したそう。
チケットを取ったり色々した際、蘭奢待をどうしても見たいと愛を語った父。
そんな思い出があったのでドラマで見たとき「あっ!あれは!!」と真っ先に思いました。本当にそのままで美術さんすごいなぁ。
例えば、街中で観たロートレック。
それは、小さな街中のフィリピンパブの一角に飾られていました。ちょうど開店前の換気中に偶々通りがかって見つけました。
パブに通い詰めたロートレックだから、まぁ、らしいのかなとは一瞬思いました。ただ、飾られていたのはディヴァン・ジャポネだから…ちょっと違う??どうだろう?
お店の方はどういう理由でその作品を選んだのだろうか…。