そらとぶオタク

旅行と美術鑑賞も好きなオタクによる雑多な記録。主に推し事、展示会、宿泊記など。

ミュージカル『刀剣乱舞』 双騎出陣 SOGA 感想

今年は舞台観劇に対して色々拗らせている人です。不満でありません。

ようやく、ようやっと、現場に足を運ぶことができました。

感想を一言で言い表すならば、感無量で色々感情が大変!!です。

 

今回の舞台、自分が持っていたチケットは中止になったんですよね……。

またか……

この虚しい感じも何度味わったことか。

持ってたチケットの翌日再開とか、他も経験したので悲しいとか悔しいとかより無、空虚という言葉が合っているような気がします。

ほんとうに、何度目?

しかし、しかしですね。今回は助け船が!

10月のチケットを2枚持っていた友人が1枚譲ってくださいました!

友人にはほんっとうに感謝!!

 

 

 

曽我物語

双騎の第一部は日本三大仇討ちのひとつ、曽我物語をベースとした物語。主人公の曽我兄弟を源氏兄弟の髭切、膝丸が演じるという内容。

曽我物語を知っているか……と言われるとNo.

ですが、私はこの双騎の演出がとっても好きなんです。
初演はライビュのみですが、あの時も最初から最後まで映画館のスクリーンの前で圧倒され、感動した記憶。

初演の感想は語り部の加納さんの語りから始まり、これから始まる世界観を語りで、音楽で、照明で補完していく……。古典芸能と現代の踊り、音楽、パフォーマンス……本当にこちらがすごいという語彙力しか出ないような、そんな感じ。

今回については、前回のファーストインプレッションの熱量は落ち着いていたのですが。前回の熱量より落ちるのかと思っていたのですが。

ところがどっこい。

再演は、更にパワーアップしてました!!!(あぁ、語彙力)

様々な舞台で経験してきたお二方。それぞれがそれぞれの個性を伸ばして帰ってきました。。。

本当、身体のしなりかた、腕の振り方、指裁き……同じ動きのはずなのに全く違う。二人の解釈の違いといっていいのか……が明確に違う。

そして、2人とも幼少期からの成長に合わせて動きが段々とキレが増していく。もう圧巻。そして、圧巻のままに終わる。

その上のソーシャルディスタンス。

要所要所の演出が変更になって、ちゃんとディスタンスが取れている。演出の方の腕って本当にすごい。東京公演は源氏兄弟の2人もフェイスシールドをしているのですが、意識して見ないとしているの?と思うくらい自然。

ソーシャルディスタンスの穴を埋めるように、演出としてのアンサンブルさんの動きも素敵。足りないとは言わないのですが、主役の2人を強調するような演出、脇役の方の掃かせ方、ところどころの演出のカバー……見る方への没入を引き立てる演出が本当に素敵でした。いつか本編でもやってほしいし、いつかのライブでもやってほしい。

 

二部のライブ

二部、やばくない……?特にソロ、2人のソロ!!!

膝丸は大変色気が……髭切は神々しいプリンスだし……。もうっ、なんなんですかね、あれ。

二部は感無量すぎて言葉に表すことが、本当に難しいので完結にやばいとしか。

えおえおあが、今のご時世の選曲としてよかったです。

あぁ、いまつるちゃんが居る。とも思いました。あの時はノリノリで振りを覚えてやってましたが、色々感極まるところがありますね……。

二部、あっという間すぎて……本当にやばい。ひたすらペンライトを振って終わった。

 

会場に立つ、ということ

今の時世だと、当たり前が当たり前でなくなったというコメントは本当にその通りだと思います。

緊急事態宣言後は初めての舞台なので、Twitterで何を持っていけばいいのかとかをすごく検索していました。

そうしている間に、私が行く日の前日に行っているチケットを譲って頂いた友人から一部も二部も泣いている……とメッセージが。

えっ、えっ。そんなに泣く?

感極まってていうのは理解できるけどそんなに?

ちょっと疑問。でも、9月は中止して待ちに待った再開。

本当に再開できるのかとか感極まったんだなぁと思った。

けど、いざ自分がその場に立ったとき、感想は本当にその感情でした。

刀ミュだからこその演出もありますが、

特に二部で客席がペンライトやリングライトの光で埋め尽くされたとき、

あぁ、私はこの舞台を直接見ているんだ

とすごく実感しました。

配信ではほとんど見れない、見れても一瞬のその光景がすごく、すごく印象的でした。

一部で言うと、

自分の意思で自分が見たいという所を選択できるという自由

それによる目が足りないジレンマ

そいういうので感極まった印象が強いです。

もちろん、配信には配信のメリットがあります。

音響が安定していたり、役者さんのアップが見れたり。

今回においては、配信のカメラワークが神すぎて

……これがリアルタイム!!?という感想を抱くぐらいに洗練されていました。

 

 

どちらがいいとかなく、どちらも見たい。

欲が深いかもしれないですが、己の許容範囲内で色々あがきたいなぁ

現場にも足を運びたいと配信も見たいと思いました。

 

毎日配信って、時間的制約はありますが、

日付の制約はほぼなくて本当にありがたいなと思いました。

……よし、アンケートに書いておこう。